はじめてのバイクがBMW
(二輪免許を取ったらクラシックBMWにしたい− の質問に対しての回答をアレンジ)
現行新車ならば当たり前ですがすべての部品が新品なので手付かづで調子よく、乗ることに
専念できます。 仮に故障が発生しても新車保証が付帯しているのでオーナーに経済的負担が
かかりません。 自動車保険、車両保険、盗難保険などに加入すれば自分のミスで転倒した場合、事故に遭遇した場合、不幸にも盗難にあった場合なども何がしかの保証を受けられますので
不測の出費が極力発生しないことになります。 つまりオートバイを購入し維持していくことをあらかじめ計算・シミュレートできるわけです。
一方、中古車を購入した場合は運がよければ2年3年と基本的なメンテナンスだけで不測の
出費が発生しない場合も稀にありますが寿命がきている消耗部品は交換しなくてなりません。
例えればスポーツ選手が足に違和感があるのに原因追求しないまま無理をすれば肉離れや
疲労骨折を起こして選手生命をなくすことになるようなものです。 交換部品が500円で済むものもあれば50,000円かかるものもそれ以上かかることもあります。 乗り始めた頃には何とか維持していても度重なると重荷になってくることもあり結局、手放すことにもなりかねません。 私自身10代20代で国産新車から国産旧車に乗り換えて、絶えずモヤモヤしていたことを思い出します。 (金欠病、メカ知識のなさ、専門店もなかったことなどでソコソコの
状態以上には仕上がらなかったので)もっとも苦労した分、思い出もいっぱいありましたが、、、
また、ある一定以上の運転技術がないと車両を労わる余裕がないので結局、車両に負担を
かけることになります。(ローのまま何キロも走っちゃたり、右折ができなくてとんでもない所まで行っちゃったり、、)運転が慣れるまで(事故や転倒しなくなるまで)はお金のかからない
国産車に乗って運転技術を磨いた方が結局、得になると思います。
BMW旧車はオートバイの異端児的なところがあります。 つまり一般的な国産車の対極に位置しています。軽快、敏速、加速/最高速性能を追っていない稀有なモデルなので20年30年
キャリアのベテランがはまってしまうわけです。 つまりコントラストがハッキリしているものなのではじめて乗られた場合はマイナス部分のみ引き立つことになりかねます。 陸上の
カール・ルイスが80歳になって100mを9秒台で走れますか? 無理すれば間違いなく
死んでしまいます。 往年のパフォーマンスを発揮するにはそれなりのトリートメントが必要になるのは自明のことです。