故障原因リポート
ウラル650/750 点火系
タイプ3・イグニッションユニット
ピックアップ部にマグネットを使用しているため強力な磁力によって
ピックアップローターの固定に遊びが発生して点火時期を管理できなくなる。
判定方法 ローター回転方向のガタを指で確認 正常品は固定(カムシャフトに対して)
アイドリング不安定
エンジンより異音大
加速不良
空吹かしなどの急激な回転上昇時にガガッと異音が発生する(過早着火によるノッキング)
対策
シムワッシャ−の追加
ポジショニングプレートのクリアランス除去 (ポンチ処理、プレス処理)
国産スプリングワッシャ−へ交換
このユニットのメリット・デメリット
メリット : 耐熱性に優れているのでパンクしにくい。(ピックアップ、点火コイルとも)
デメリット: マグネットのため鉄粉などを引き寄せ点火不良を起こす。
点火コイルのセーフティーギャップ間においてスパークを発生させ
スパークプラグの失火を招く(設定不適)
メタル電装カバーとの相性でリークを発生させ不調の原因になる(樹脂製カバーへ交換推奨)