モノサスシリーズと呼ばれる1984年から生産された2バルブOHVモデルは最終モデルの名に恥じない車両完成度を誇っています。 運動性能、操縦安定性、制動能力、対環境対策など他社同時代モデルと比較しても決して引けをとりません。ボクサーツインの味を 残しながら近代的エレメントを加味した秀逸なモデルです。しかし、新車価格から分かるように従来型の通称2本サスモデルより生産性や コストを強く意識した車両造りのため販売から数年経過した頃よりコストダウンの影響が徐々に顕在化してきました。 |
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●セルモーターの交換 費用 \60,000 RS RTプラス3,000円 ツーリング先でセルの故障・・最悪です。 この様な症状が出ているなら交換がお勧めです。 @スターターボタンを押すとカチカチとバッテリー上がりの 症状が出る。 A始動時にガラガラと異音がする Bエンジン始動後も異音がする(ピニオンの戻り不良) ソリッドマウントとセットで工賃がお得です。 ※セルモーター+ソリッドマウント ¥63,000円
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概ね1988年8月以降に生産された車両には軽量で高出力なフランス製 モーターが採用されています。パワフルなセルモーターなので厳冬期のエン ジン始動も楽々で頼もしいのですが構造上、このシリーズのオートバイとの相 性が悪く、早い事例で走行2万キロ未満、頑張った事例でも8万キロ程度がこ の部品の寿命になっているようです。モーター周辺の消耗品は補修部品として 購入可能ですがほとんどの故障は本体に発生するため部品調達の面でも構造上 の面でも補修はほぼ不可能です。突然故障することも多く、ツーリング中など 出先で故障すると再始動困難になり難渋します 正規ディーラーへ修理依頼すると純正部品のみしか使用できないので 純正バレオ社製品を使用します。1989年9月生産分より改良版を採用しま したが根本的な改善に至っておりません。当店でオススメするスターターモー ターは本体に実績ある国産メーカー品を使用してブラケット部分などをBMW用 にアレンジしています。リダクション式と呼ばれる機構を採用してバッテリーに 負担を掛けず高出力を得ています。 ボッシュ製との比較 旧ボッシュ社製は堅牢な作りですが減速装置のない前時代的な構造のため充分 な出力が得られずバッテリーに大きな負担を掛けます。油脂類の粘度が高く抵抗 が大きく、バッテリーの性能も充分発揮できない冬季低温時には初期始動も困難 になります。 車両製造年と採用ブランド −> 1988/8月 BOSCH製モーター −> 1989/9月 VALEO製D6RA7 1989年9月−> VALEO製D6RA15 |
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ソリッドマウント 交換費用 ¥15,000 |
BMWは1973年に新しい旗艦R90Sをリリースしました。 高出力、高回転型のキューマル・エスはモータースポーツの世界でも活躍して スーパースポーツの名を不動のものとし、デュアルディスクブレーキ、コック ピットカウル、ボカシ塗装などが斬新で現在でもコレクターズ・アイテムに なっています。この準レーサーと呼べそうなモデルに採用されたのが フローティング化されたダイオードボード(整流器)でこの形式はモノサス 1,000ccモデルまで継承します。従来型はクランクケースにダイレクトに 装着されていましたが高出力・高回転に耐えるよう4個のラバーマウントで浮動 させていますが通常のストリートユースにおいてはメリットよりデメリットが 大きく電装系のトラブルの元凶となっています。(ローター断線、ダイオード ボード破損、ショート、充電不良、バッテリー劣化促進、スロットルレスポンス の悪化などなど)ラバーマウントより熱伝導が良く、電気抵抗の少ないアルミニ ウム製マウントに交換することで冷却能力が上がりより効率の良い発電・充電 サイクルが実現します |
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HDダイオードボード 部品代 ¥16,500 (ヘビーデューティー) |
ハンダ溶解や基盤の劣化が発生したダイオードボードは所期の性能を望めません。 BMW純正品は1960年代後期に開発されたモデルで性能・効率が最適とは思えません。 このHDダイオードボードは実績ある最新スペックで製造されたもので配線も熱の影響を受け 難いタイプになっています |
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